お客様からよくいただくご質問を集めました。
「木材について」「モックル処理」「準不燃木材」「モックルピン」について、お知りになりたい各項目からご覧いただけます。
- 木材はなぜ腐るのか
- 木材が微生物の餌として食べられているからです。
特に木材腐朽菌と呼ばれるキノコの仲間によって激しく腐ります。
- 木材を長く持たせるための方法は
- 木材を長く持たせるためには
- @保存処理木材を使用する
- A水がたまらないようにする
- Bできるだけきれいにしてあげる
- Cメンテナンスをしてあげる
- → @外で使う木材は常に外気と雨水にさらされたり、太陽光や土壌などにも暴露されたりして腐朽・蟻害を非常に受けやすい使用条件ですから工場で処理液を加圧注入された保存処理木材を使うことが原則です。
- → Aは水はけが良い状態にするために、設計の工夫を行ったり、水が溜まっているときはできるだけ気付いたときにはほうきなどで水を吐き出すようにできれば理想的です。
- → B土砂や木の葉などが常に木材にかぶった状態では腐朽菌が発生しやすくなるので、できるだけ取り除いてあげることが理想的です。
- → C日常的・定期的に点検し、必要に応じて部材や部品の補修・交換を行うようにします。木材保護塗料を使用している場合には3〜5年ごとに塗布を繰り返す必要があります。
- 経年変化による色の変色
- 年数が経つことで木材が暗い灰色になる主な原因として紫外線による木材の光変色とカビによる変色があります。また、粉塵、土砂、自動車排煙などの微細な大気浮遊物質の付着によっても黒ずみが生じます。モックル処理液には紫外線からのダメージから木材を守ってあげる成分が含まれておりますので、初期の光変色を抑制する効果があります。
- 経年変化による木材の変色を抑えるための方法はないか?
- 木材保護塗料を塗ることで木材を保護をし幾分かは変色の進行を遅らせますが、それでも2年から3年で色あせがはじまります。
当社では開発したばかりの「Mコート」(木材用コーティング剤)を提案させていただきます。塗装した上から特殊コーティングをすることで色あせをすこしでも抑える事ができると考えております。原理は木材と塗料を強力に固着して、塗料を雨などから守り色あせをおさえます。
コーティングをすることで光沢がでます。色あせ以外に燃えにくくなる・滑り止めの効果・寸法安定(割れを抑える)効果があります。
- なぜ毒性のない薬液で木材が腐ることから守ることが出来るのか?
- モックル処理は腐りの原因となる腐朽菌やシロアリを処理液で殺虫・殺菌するのではなく、木材のひとつひとつの細胞を薬液で樹脂コーティング(薬液を固める)することで、腐朽菌やシロアリから木材の食べたいところを守ってあげて耐久性を高めてあげます。
- なぜ薬液が固まるのか (処理液でコーティングできるのか)?
- モックル処理液の一つの主成分に樹脂が含まれています。木材を処理液の入った圧力釜に投入し加圧注入します。そのあとに蒸気加熱乾燥を行いモックル処理液に熱を加えていきます。そうすることで薬液の中の樹脂が他の成分と一緒に木材の細胞ひとつひとつに固着します。
これにより木材の中で処理液が固まっているので、薬液が抜け落ちにくく、木材の耐久性を保ち続けます。水際や雨に濡れても流れ落ちにくくなります。
- 他の木材防腐処理との違いは?
- 主な点
- (1)モックル処理には殺菌・殺虫作用のある成分が含まれていない。(無公害であること)
- (2)モックル処理は薬液を熱で固めて木材に固着させている。多くは薬液を注入したのみで薬液を固形化していない。(薬液が木材の中に留まりやすくしてあげている)
- (3)高濃度の処理液を使用していることです。一般的な処理液は強い殺菌殺虫性能をもつ原液を水で20〜30倍程度薄めた物を処理液としています。それに対してモックル処理液は樹脂成分をほとんど薄めることなく使用しています。
- モックル処理の強みは?
-
- (1)殺菌作用のある成分が処理液に含まれないので、環境への負荷がほとんど無いことです。
- (2)処理液を木材の中で固着させるので、水に濡れても抜け落ちにくく、処理液が木材の中にとどまり長期間にわたり木材を守っていることです。
- (3)木材の形状が変化しにくいこと。完璧ではないですが薬液を固着化させることで、木材の割れや変形を抑えることができます。
- (4)着色がほとんどないこと。(処理液そのものがほぼ透明であるからです。)
- (5)処理工程に時間がかかる
木材の薬液処理だけで約3週間〜約4週間、前後の工程調整・運搬を合わせると1ヶ月強は時間が必要です。
<工程>
@木材の中に薬液を注入する (約1日)
A養生期間 (14日間):高濃度の注入された処理液を浸透圧の差を利用して木材の中にじっくりしみ込ませる期間
B熱処理 (4日間):蒸気乾燥を行い処理液を固めてあげる。
その他、前後の工程調整で数日間〜数週間が必要。
通常の防腐処理は注入するのみが基本です。
- 他にモックル処理の問題点は?
- 表面に白い固形物がでてくることがあります。これは処理液が固形化したものです。
白い固形物を取り除く方法は、
@サウンドペーパーでこすって取り除く
A当社オリジナルの洗浄液にて取り除く
があります。
公共工事においてはメンテナンスの一環で対応させていただきます。
- モックル処理液をしていてもすぐに腐ることはあるの?
- あります。木材は同じ樹種でも育った環境や伐採時期により品質のばらつきが生じます。
そういった品質のばらつきをモックル処理をすることですこでも均一して耐久性を高めてあげますが、中には処理液の注入そのものをほとんど受け入れてくれない木材がごくごくまれにおります。そういった木材の割合ははっきりしません。最初からそういった木材を判別できればよいですが、どうしても見極めることができないものもあります。そういった物が混じってしまった場合には、ご協議の上、対処を前向きに検討させていただきます。
- モックル処理をした木材の耐用年数は?
- 製造工程できちんとした時間が確保できれば腐食に対する耐用年数として、約10年は大丈夫と考えております。製品納品から20年目を迎えるものもありますが、健全な状態で保っている物が多数です。
- モックル処理が行える工場はどこにあるの?
- 高知県馬路村、兵庫県宍粟市、宮崎県宮崎市にあります。
- 簡単な別のメンテナンス方法はないのか?
- 当社にご相談ください。
年数の経った木材の洗浄や、その上からの保護コーティングなどをご提案させていただきます。
- 焼却処分が出来るのか?
- 通常の産業廃棄物処理による焼却処分ができます。
- 防腐処理のみの委託は可能か?
- 現在のところ防腐処理のみの対応はしておりません。木材から当社で準備させていただき品質の管理に努めております。
《公共工事関連》
- (公共工事)製品保証について
- 当社の製品には当社独自の製品保証と木材防腐保証と公園施設業協会加盟による「総合賠償責任保険」があります。
製品保証 : 保証書記載の製品は適正な使用状態の下に発生した事故及び故障で、しかもそれが制作上の責任による物の場合に限り納入・検収の時から満3ヵ年間保障及び無償で修理をいたします。また納入・検収の時から3年間、年に一度の無償にて簡易メンテナンスを行うことを保証しております。
防腐保証 : 主に公共工事において当社製品に使われているモックル処理材の腐食に対する保障期間をおつけしております。保障期間内に木材の腐食がある場合には無償にて取替えを行います。保証期間は概ね5年〜10年間です。十分な製作時間を頂いた場合には10年間、十分な製作時間が無い場合にはご相談となります。
(民間関連)ただし、マンションデッキに関しては使用状況がわからないことや、メンテナンスができないために3年間とさせていただいております。製品保証 : 保証書記載の製品は適正な使用状態の下に発生した事故及び故障で、しかもそれが制作上の責任による物の場合に限り納入・検収の時から満3ヵ年間保障及び無償で修理をいたします。また納入・検収の時から3年間、年に一度の無償にて簡易メンテナンスを行うことを保証しております。
《一般項目》
- 不燃木材・準不燃木材を扱う上での注意点は?
-
- @不燃・準不燃認定を受けている材料には加工を加えて形状を変えることが不可能な場合が多いです。ある形状限定で認定を受けるので、その形状を変えてしまうと認定材料とならないため、内装制限をクリアーできなくなることがあります。その為、設計の段階から材料の使い方等は十分にメーカー側と相談をしていく必要があります。
- A白い噴出しが多く発生することです。原因は不燃性能を持たせるために木材の中に処理液を注入しますが、注入された処理液が水に濡れたり部屋の中の湿気を吸い込むことで、その水分によって溶け出してしまい、表面に結晶として現れることがあります。当社の製品ではそういった問題が起こらないよう工夫を加えた準不燃木材です。
《ミロモックル製品》
- 不燃処理木材は扱っていないのか?
- ミロモックルでは準不燃木材のみを現状では扱っております。
20年12月頃には難燃認定も取得できる予定です。
木材の不燃認定には大きく分けて「不燃認定」「準不燃認定」「難燃認定」があります。建築基準法の内装制限では多くは準不燃・難燃の認定材料でクリアーできる物が多くあります。引き続き当社でも不燃認定の取得を目指しております。
- ミロモックルではどういった形状(寸法)で認定を取得しているのか?
-
厚み 幅 特殊加工 対応 不燃木材 15以下 100以下 なし × 100以上 なし × 15〜50 100以下 なし × 100以上 なし × 50以上 100以下 なし × 100以上 なし × 準不燃木材 15以下 100以下 なし × 100以上 なし × 15〜50 100以下 なし × 100以上 なし ○ 50以上 100以下 なし × 100以上 なし ○ ※難燃木材 15以下 100以下 なし × 100以上 なし × 15〜50 100以下 なし × 100以上 なし ○ 50以上 100以下 なし × 100以上 なし ○ ※特殊加工:「集成材」「さね加工」「うずくり加工」など無垢材以外特殊加工材は準不燃処理不可
※難燃木材については平成20年12月に認定取得予定内装制限がある場合は、上記寸法形状にあわせて使用のご検討をお願いします。内装制限がない場所、不燃材料を使わないといけない規制がないが防火上で心配される場所に使いたい場合、本サイズ以外でも当社で対応可能です。
- ミロモックルの準不燃木材の特徴は?
当社でもなかなか解決できなかった「白い結晶が表面にこびり付く」ことが完璧ではありませんがほぼ抑えることが出来るようになったことです。上記でも紹介しましたが、今までの不燃処理を行った木材の多くの問題が「白い結晶が表面に付着する」ことでした。
原因は不燃性能を持たせるために木材の中に処理液を注入しますが、注入された処理液が水に濡れたり部屋の中の湿気を吸い込むことで、その水分によって溶け出してしまい、表面に結晶として現れることがあります。この問題に薬液に耐水性をもたせる、つまり水に濡れても、湿気を吸い込んでも溶けださない薬液を開発することで解決方法を考えました。完全に水に溶け出さないわけではありませんが、見た目に気になる白く結晶がこびりついたり、膜をはる現象を大きく改善することに成功しました。
白い結晶がでない、つまり処理液が表面に出てこないことは、処理液が木材の中に留まり続けるため不燃性能の耐久性、つまり年数がたっても不燃性能が続くことも意味しています。
- 簡易基礎はどういう意味?
- 従来のコンクリート基礎と比較して設置が簡単に行えることを意味します。
モックルピンでは球体とピン(鋼管)を持ち込むスペースがあり地質条件をクリアーできればどういった場所にでも簡単に構造物の基礎を作ることができるのです。
- 本当に大丈夫なの? (耐荷重、支持力は満足させることが出来るのか)
球体と鋼管だけで何百キロの荷重を持たせることができます。当社では開発にあたり実験を繰り返してきましたが、球体であることが最も 効率よく荷重に耐えられる構造と分かりました。球体であるため荷重を全体で受け止めることが出来ます。効率がよいとは球体の体積が少なくてすむことで、コストを下げることにもつながりました。
実験は地質専門の業者に委託をし、球体の耐力並びに杭による支持力を確かめる実験を行っており、私達が求めていた設計条件をクリアーできる強さを実証しております。
- 鉄の腐食・さびは大丈夫なの?
- 亜鉛メッキをすることで対応しております。
亜鉛そのものは土中にも多く含まれる成分で亜鉛メッキ関連の協会からも環境に対する負荷はないと公表してます。また塩害など腐食が心配される地域では特殊コーティングをすることで対応しております。 生ゴミなどを粉砕させる装置にも使われるコーティングで生ゴミ発生時のガスにも強い耐腐食性をもったコーティングを用意しております。







